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サイバートラスト、「デジタル認証アプリ」を事業者のサービスで容易に利用可能にするSDKを提供

 サイバートラスト株式会社は11日、デジタル庁が提供するデジタル認証アプリを、事業者のサービスで容易に利用可能にするSDKとして、「iTrust 本人確認サービス デジタル認証アプリサービス対応 SDK」(以下、iTrust 認証アプリ SDK)を提供開始すると発表した。

 デジタル認証アプリは、マイナンバーカードを使った認証や署名を安全かつ簡単に行うために、デジタル庁が提供するスマートフォン用アプリ。行政機関や民間事業者は、デジタル認証アプリと連携するAPIを用いることで、マイナンバーカードを使った「ワ」方式の本人確認・認証や電子申請書類への署名機能を、簡単に組み込めるという。

 このデジタル認証アプリの利用にあたっては、事業者システムとデジタル認証アプリサーバー間のやり取りを行うために、デジタル庁が提示する仕様に沿って、事業者システムにデジタル認証アプリサーバー連携用のAPIを実装する必要がある。

 今回サイバートラストが提供する「iTrust 認証アプリ SDK」は、こうしたデジタル認証アプリサーバーと連携用のAPIを簡易に実行するためのSDKで、これを利用することにより、事業者はデジタル認証アプリサーバーの仕様を意識しなくてもデジタル認証アプリの利用を実現でき、システム開発コスト削減やサービスの品質担保、導入にかかる日数の削減が期待できるとした。

 なお、同SDKはJava環境で動作し、デジタル認証アプリが提供する署名API、認証API、4情報(氏名・住所・生年月日・性別)および利用者識別子(PPID)の取得機能を備えている。