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PFU、企業向けコンテンツ管理サービス「DocuWare」のオンプレミス版を販売
2024年12月3日 13:04
株式会社PFUは2日、企業の業務効率化を支援するコンテンツ管理サービス「DocuWare」のオンプレミス版を12月3日に販売開始すると発表した。オンプレミス版は、DocuWareの国内正規一次販売店であるリコージャパン株式会社との合意に基づき、PFUが日本国内で初めて販売する。
DocuWareは、株式会社リコーのグループ会社である独DocuWareが開発したコンテンツ管理サービス。企業の文書管理とワークフローの自動化を実現し、基幹システムとのシームレスなデータ連携も可能な、DXを加速するサービスとして、100カ国以上、1万9000社以上、50万ユーザー以上の顧客に導入されている。また、国内においても、導入した顧客から「モダンなUIで直感的な操作性」「検索機能が優れている」「カスタマイズ性が高い」などの評価を得ているという。
PFUでは、2024年4月からクラウド版のライセンスを販売しているが、オンプレミス版では、顧客がDocuWareの運用環境(物理サーバー、IaaS環境、プライベートクラウドなど)を自由に選ぶことができ、利用ニーズに応じたサイジング、サーバー構成、基幹システムとの連携方式などを最適に提案できる。また、PFUのプロフェッショナルSEが、事前検証から導入、運用、要望の機能追加に至るまで支援する「DocuWare導入サービス」で、顧客の要件に応じ、最適なサービスを提供する。
さらに、オンプレミス版では、同時接続ライセンスの利用や、利用する機能に絞ってライセンス購入が可能。要件や顧客が持つの既設環境などの条件により、クラウド版よりもコストダウンが図れる。
クラウド版の機能や業務効率化の効果をオンプレミス版にも広げることで、例えば、窓口申請業務から、申請書面の転記や押印による決裁業務を排除し、「問い合わせ回答時間の短縮」「審査業務のスピードアップ」「職員の業務負荷軽減」などを実現できるとしている。
オンプレミス版では、企業内のサーバーでデータを管理できるため、データの保管方法や設置場所をポリシーに応じて柔軟に対応できる。また、DocuWareサーバーと連携するサーバー間のデータ通信経路を、プライベートネットワークのみに限定することや、顧客都合に合わせたセキュリティアップデート計画、サービスレベルのコントロールなどを実現する。自社のプライベートクラウド環境など既存の自社インフラを活用したい顧客や、自社のセキュリティポリシーによってデータを外部に出せず社内で厳重に管理する必要のある顧客など、これまでクラウドサービスの導入が難しかった多くの顧客のニーズに対応する。
顧客のニーズに合わせてシステムをより柔軟にカスタマイズできるため、業務プロセスに最適なソリューションを提供する。API連携により、既存のオンプレミス環境にある基幹システムとの連携も容易に行える。これにより、顧客は独自の業務ワークフローを構築し、業務効率を最大化できる。
また、オンプレミス環境での運用により、ネットワーク遅延を最小限に抑え、高速なデータ処理が可能。これにより、業務効率が大幅に向上し、特に、大量のデータを扱う製造業や流通業などにおいて、その効果は顕著だとしている。
DocuWareオンプレミス版の価格例(税別)は、利用ライセンス×15、OCR機能選択の場合で、ライセンスが初年度476万4000円、次年度以降82万1000円。DocuWare導入サービスは個別見積もり。