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PFU、電帳法対応ファイリングサービスを強化 保存先としてDocuWareを採用した新メニューを提供

 株式会社PFUは8日、電子帳簿保存法(以下、電帳法)に対応した電子ファイリングサービス「あんしんエビデンス管理」において、新ラインアップの「同(DocuWare Cloud)」を提供開始すると発表した。

 「あんしんエビデンス管理」は、電帳法の法令要件に対応したソフトウェアをベースとした電子ファイリングサービス。税理士の袖山喜久造氏が法令要件の対応機能を監修しているほか、弁護士の牧野二郎氏が推薦する導入ガイドなどをセットにして提供している。

 今回発表された「あんしんエビデンス管理(DocuWare Cloud)」は、OCRやワークフロー、他システムとの連携機能を標準搭載しているほか、業務プロセスをデジタル化するコンテンツ管理サービス「DocuWare」をデータの保管先として採用した新ラインアップとなる。

 具体的には、PFUの業務用イメージスキャナ「fiシリーズ」と組み合わせることにより、電帳法のスキャナ保存に対応できるほか、さまざまな電子取引の文書を、電帳法に対応した形で保存可能にするとのこと。

 また、学習機能付きOCRによりドキュメントの内容をテキストデータ化し、データを活用したり、数量・金額チェックなどの自動照合により、人手によるチェック作業を削減したり、さまざまな検索方法によりドキュメントの業務活用を推進したり、といったことも可能。さらにオプションでは、承認・確認フローの電子化によって業務スピードの向上と進捗の可視化を実現する、ワークフロー機能も提供する。

 加えて、スキャナ保存をはじめとする電帳法に沿った電子文書の保存にあたっては、法令に沿った運用が重要なポイントになることから、PFUのノウハウを反映した導入ガイドを提供し、社内規定と運用方法の整備を支援するとした。

 価格(税別)は、「電帳法サポートソフトウェア」「導入ガイド」「操作・設定マニュアル」「これらのソフトウェアやドキュメント内容に関するQ&A対応」を組み合わせた、「あんしんエビデンス管理 基本パック(DocuWare Cloud)」が年間120万円。

 また、企業の要望をヒアリングし、スタートアップで使用する導入ヒアリングシートを完成させる「あんしんエビデンス管理 要件定義」、ユーザーライセンスの「あんしんエビデンス管理 基本ユーザー(DocuWare Cloud)」がいずれも個別見積もり、基本設定や管理者向け教育などが含まれる初期導入作業「あんしんエビデンス管理スタートアップ(DocuWare Cloud)」が70万円、導入時のサポートサービス「あんしんエビデンス管理プレミアムサポート 導入ガイドレクチャー」が100万円で、これらはいずれも購入必須となる。

 一方で、メールで電帳法の最新情報を提供したり、法令要件に関するQ&Aにチケット制で対応したりするオプション「あんしんエビデンス管理プレミアムサポート プロフェッショナルサポート」が年間60万円。

【訂正】
  • 発表後、PFUより商品構成に関する訂正がありましたので、記事も変更しております。