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日本ICS、会計事務所の顧問先企業向け経費精算業務自計化パッケージ「ICSデジタルクリップ」を提供

 日本ICS株式会社は25日、会計事務所とその顧問先企業の課題を解決する「税理士360構想」の第四弾として、会計事務所の顧問先企業が利用する自計化支援システムに追加導入して、経費精算登録から仕訳登録までをシームレスに行える経費精算システム「ICSデジタルクリップ powered by 日本ICS(以下、ICSデジタルクリップ)」を提供開始した。

 ICSデジタルクリップは、会計事務所の顧問先企業が利用する日本ICSの財務会計システム「財務処理db」および、自計化支援システム「経理上手くんα」に追加導入する製品。顧問先企業の財務支援を視野に入れた経費精算システムで、データのインポートやエクスポートの手間を排除し、経費精算登録から仕訳登録までをシームレスに行えるシステム。

 会計事務所への取引データの送信時間が短縮されるだけでなく、仕訳データが自動生成されるため、登録作業の負担も軽減される。なお、システムはTIS株式会社のクラウド型経費精算システム「Spendia」をベースに開発されている。

 直感的な操作性で、シンプルで使いやすい画面設計により、初心者でも簡単に操作可能。モバイルにも対応し、スマートフォンアプリを利用することで、従業員は移動中や隙間時間に経費入力ができ、承認者もスキマ時間で承認できる。

 デジタル管理機能を備え、申請書や領収書をデジタルで一括管理でき、経費精算業務を効率化。登録承認機能により、従業員は交通費や出張費などの経費を精算し、承認ワークフローでの処理ができる。

 取引データは、財務処理dbおよび経理上手くんαに連携され、自動で仕訳データを生成。財務処理dbおよび経理上手くんαと併用することで、生成された仕訳データや証憑書類を、会計事務所と顧問先企業がクラウド上で共有でき、監査業務の効率が向上する。また、ICSデジタルクリップは、電子保存が義務化された改正電子帳簿保存法に対応する。

「ICSデジタルクリップ」のサービス概要