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日本ICS、AI-OCRで仕訳作成から請求書管理までの業務を効率化する「請求書管理オプション for DX Connect Gate」を提供

 日本ICS株式会社は23日、中小企業の経理および総務部門向けに、受領した請求書から仕訳を作成し、支払い管理システムと会計システムへ自動でつなぐことで、業務全体をデジタルでシームレスに処理する、「請求書管理オプション for DX Connect Gate」を提供開始した。

 「DX Connect Gate」は、請求書の受領から支払いまでをワンストップで提供・管理できるサービス。

 新たに提供を開始する「請求書管理オプション for DX Connect Gate」は、受領した請求書をAI-OCRで読み取り、自動でデータ化するシステム。入力の手間を省くだけでなく、自動で仕訳データを作成するため、正確かつ効率的に請求書情報を管理できる。また、複数の請求書を一括で登録することも可能で、登録と同時にDX Connect Gateと自動連携する。

 DX Connect Gateで支払い処理が完了すると、その結果が請求書管理オプション for DX Connect Gateに戻り、仕訳データが自動的に生成され、会計システムと連携する。請求業務から仕訳作成までのプロセスを一貫してデジタルでつなぎ、バックオフィス全体の効率化を実現する。

 紙やPDF形式の請求書をAI-OCRで文字認識し、自動でデータ化する機能により、手入力の負担や人的ミスを防止。複数の請求書をまとめて登録できるため、支払期日の検索や確認が簡単になり、社内の業務処理速度が向上する。

 請求データをDX Connect Gateと自動連携し、申請・承認・支払いまでの処理を行うことでプロセスを一元管理でき、業務効率化と品質向上を実現。支払い完了後の情報をもとに会計システムの仕訳データを自動で取り込むため、作業時間の削減と入力ミスを防止する。

 今回の請求書管理オプション for DX Connect Gateの提供において、日本ICSは広島銀行と提携しており、決済処理や支払い通知が連携されることで、これまで煩雑だった経理業務の効率化を実現する。

 日本ICSは今後も、請求書管理オプション for DX Connect Gateの提携金融機関を順次拡大し、全国展開を目指す。請求書や見積書の発行機能の追加に加え、請求書管理オプション for DX Connect Gate単体での利用も可能となる機能アップデートも予定する。

 さらに、日本ICSが掲げる「税理士360(サンロクマル)構想」に基づき、全国の中小企業および中小企業を支援する税理士に向けて、操作説明から導入後のフォローアップまでを一貫して行う運用サポート体制を整備し、安心して利用できる環境づくりを進めていくとしている。