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キヤノン、高解像度印刷に対応するカラー複合機新シリーズ「imageFORCE C7165F」を発表
2024年10月9日 06:30
キヤノンは8日、高解像度印刷に対応する複合機の新ブランド「imageFORCE」を立ち上げ、カラー複合機「imageFORCE C7165F」を11月中旬に発売すると発表した。
imageFORCE C7165Fは、A4普通紙片面で毎分65枚の高速印刷に対応し、通常のオフィス文書の印刷に加えて、高い印刷品位が求められるチラシやポスターなどの企業内印刷を実現する複合機。オフィス文書の印刷と同じ感覚で高品位成果物を制作でき、内製化できることで、小ロットや短納期であってもコストを抑え、修正や試し刷りにも柔軟に対応する。
画像生成の重要なプロセスである露光方式を刷新し、光源にLEDマルチチップを採用した次世代露光デバイス「D2 Exposure」を搭載。これにより、4800×2400dpiの高解像度を実現し、画像の滑らかさや白抜き/小サイズの文字の鮮鋭度を向上した。また、複数のセンサーが紙の位置を検知して補正することで印刷位置精度を高め、複数ページのパンフレットや表裏のある名刺、ダイレクトメールなどを高い品位で内製できる。
紙種を判別する「メディアセンサー」を新たに搭載し、用紙に応じて必要な設定が自動適応されるため、手間をかけずに高品位成果物の印刷が可能。さらに、プリンタードライバー画面上のガイダンスに従うだけで、冊子の綴じや余白などの煩雑な印刷設定が完了できる。スキルが求められる画質や色味の調整も、「食べ物をみずみずしく」「肌をなめらかに」といったモードを選択することで好みの表現で仕上げられる。
手差しトレイにファンを搭載し、給紙時に風を当てることで紙の吸着を防ぐ「エアアシスト機構」により、高級感を演出する用途で使用されることの多いコート紙の連続印刷に対応。128gsm(g/㎡)紙で最大50枚まで給紙でき、従来、貼りつきやすく1枚ずつ給紙する必要があったコート紙の印刷作業を効率化する。また、耐水紙に標準対応したほか、別売りの給排紙トレイの装着で長尺紙への印刷もでき、ポスターやバナーなど多彩な成果物を制作できる。
imageFORCE C7165Fの希望小売価格は405万円(税別)。