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NetApp、オールフラッシュストレージの新型「Net App ASA Aシリーズ」を発表

 米NetAppは3日、ブロックストレージ向けに最適化され、パフォーマンス、効率性、およびシンプルさを強化する先進的な新機能を搭載した、オールフラッシュの新型「NetApp ASA Aシリーズ」ストレージシステムを発表した。これにより、NetAppのインテリジェントデータインフラストラクチャの包括的なポートフォリオがさらに強化され、組織はデータセンターにおけるストレージシステムの導入、管理、アップグレードを大幅に簡素化し、自動化やセルフサービス化が可能になるとしている。

 新型のNetApp ASA Aシリーズは、シンプル、パワフル、リーズナブルな価格という3つの主なメリットを提供し、顧客が最先端のブロックストレージのワークロードを管理できるよう支援するとしている。

 シンプルの面では、ストレージソリューションは非常にシンプルで、どのような顧客でも展開、管理、アップグレードでき、導入は数分で、プロビジョニングは数秒で完了するため、迅速で手間がかからないと説明。また、毎日の管理は、ストレージに組み込まれたAIOpsとVMwareとの緊密な統合機能により、わずか数ステップで簡単に行えるとしている。

 パワフルの面では、ITチームは新型システムを使用することで、市場をリードするパフォーマンス、実証済みの信頼性、インテリジェントなデータ管理を備えたVMwareおよびデータベースアプリケーションを高速化できると説明。ASA Aシリーズは、数百万のIOPSを必要とする用途から、均等にミリ秒未満のレイテンシーを維持する必要のある用途まで、豊富なパフォーマンスと効率を提供するとしている。

 価格面では、顧客は先行投資を25~50%削減でき、長期的な投資回収率を向上することで、比類のない価値を得られると説明。この価格設定により、ユーザーは予算に配慮しながら、導入後直ちに高いストレージ効率を持つシンプルでパワフルなオールフラッシュ ストレージに切り替えられるとともに、消費電力が低いため、節約効果がさらに高まり、運用コストが低く抑えられるため、時間の経過とともに総所有コスト(TCO)を削減できるとしている。

 NetAppでは、新型ASA Aシリーズをサポートするために、Data Infrastructure Insights(旧称:Cloud Insights)を強化し、ASAプラットフォームの監視および分析機能を向上させた。これにより、データインフラの可視性、最適化、信頼性をより適切に管理し、コスト削減とパフォーマンス向上の実現を可能にする。

 NetAppは現在、ASA Aシリーズの注文を受け付けており、2024年10月末までには出荷が開始される予定としている。