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電通総研、就業管理のUI刷新などを行った統合HCMソリューション「POSITIVE Ver.7.1」

 株式会社電通総研は、統合HCM(Human Capital Management)ソリューション「POSITIVE」の新版「同 Ver.7.1」を9月30日より提供開始すると発表した。

 POSITIVEは、グループ人材管理を実現する統合HCMソリューション。基幹人事システムの主要機能である人事・給与・就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応などの機能を備える大手企業向けパッケージで、人事シェアードサービスの基盤システムにも採用されているという。

 今回の新版では就業ダッシュボードを刷新し、企業と従業員の双方が勤務状況をリアルタイムかつ簡単に把握できるようにした。就業機能に関する約50項目の機能強化が行われており、新設された就業ポータルと上司向けダッシュボードによって、労務管理の最適化と可視化を実現している。

 電通総研では、これを利用すると、残業管理や36協定管理などの重要な労務情報を一目で把握できるようになり、管理者の業務負担が軽減されるほか、汎用入力チェックやアラート機能の強化により、データ精度の向上とコンプライアンス強化を支援すると、そのメリットをアピールしている。

上司向けダッシュボード
社員向けダッシュボード

 また給与計算のコア機能が拡張され、国内外の複雑な給与計算に対応した。具体的には、給与改定に伴う事前作業の簡素化、難易度の高い計算設定への対応を実現したほか、海外給与計算におけるみなし税やグロスアップ計算にも対応しており、グローバル展開する企業の給与計算業務を支援するとのこと。

 加えて今回は、外部システムとの連携機能改善により、自動でデータを取り込める範囲が拡充され、組織情報や人事異動情報、給与の変動データなどの取り込みが可能になった。さらにデータ出力の操作を簡素化し、専門的なプログラミング言語(SQL)の知識がなくても、画面上の簡単な設定で必要なデータを出力できるようになったため、システムの導入と運用が効率化されるとしている。