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BBIXとデジタルエッジ、ネットワークサービス「OCX」で協業契約を締結

デジタルエッジの「OSA1」データセンター内にOCXの接続拠点を開設

 BBIX株式会社とデジタルエッジ・ジャパン合同会社(以下、デジタルエッジ)は20日、クラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange(以下、OCX)」で協業契約を締結したと発表した。この協業契約に基づき、BBIXはデジタルエッジが大阪市内で運営するデータセンター「OSA1」内に、OCXの接続拠点を11月1日に開設する。

 OCXは、BBIXとBBIX子会社のBBSakura Networks株式会社(以下、BBSakura)が共に提供する、クラウド型ネットワークサービス。OCXを通して、クラウドサービスやデータセンターへの高セキュリティ、低遅延かつ拡張性のあるネットワーク接続を、顧客へオンデマンドに提供する。

 デジタルエッジは、シンガポールに本社を置き、アジアのデジタルインフラストラクチャーを変革することを目的に創業した、先見性と高信頼性を持つデータセンタープラットフォーム企業。接続オプションを豊富に備え、エネルギー効率に優れた最先端のデータセンターを構築・運用することにより、新しいコロケーションと相互接続のオプションをアジア市場にもたらし、インフラストラクチャーの導入を効率的にすることを目指している。

 OSA1は、デジタルエッジが2022年1月に開設した都市型のデータセンター。デジタルエッジ初の完全自社開発プロジェクトで、2900以上のキャビネットと14MWの電力を提供し、電力仕様・信頼性・セキュリティ・ESG(環境、社会、ガバナンス)基準の面で、クラウド、ネットワークなどの企業顧客からの最新の要求を満たすように設計されている。大阪ビジネスパーク(大阪市中央区)に位置し、西日本の中核ネットワークセンターに近接しているため、すでに東京に拠点を持つ顧客にとっては地理的に重要な冗長拠点となり、顧客の相互接続要件を満たす利便性と柔軟性を提供する。

 BBIXとBBSakuraのセキュアで高品質なOCXに、デジタルエッジの革新的で信頼度の高いデータセンタープラットフォームを掛け合わせることで、西日本の次世代ネットワークインフラストラクチャーの導入促進とともに、社会の情報化や経済の活性化に貢献していくとしている。

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