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デジタルエッジ、大阪の新規データセンター「OSA1」を2022年1月に開設

 シンガポールのDigital Edge(以下、デジタルエッジ)は19日、同社初となる自社による設計構築を行ったデータセンター「OSA1」を、2022年1月4日に運用開始すると発表した。

 デジタルエッジがアジアにおける成長戦略の一部として、122億円を投資するOSA1プロジェクトは、大阪市中央区に位置し、2021年4月に着工、2021年末の完工を予定する。京阪神ビルディング株式会社が開発したデータセンター専用ビル内において、最大で2600ラック、IT電力14MWを供給する。

 デジタルエッジでは、OSA1は関西圏のネットワークの中心地である大阪堂島地区から近距離に位置し、大阪でのリテール(小売り)向けコロケーションに対する高いニーズに応えられると説明。デジタルエッジが進める、インターコネクションを含むエコシステムの構築において重要なマイルストーンとなり、東京において既に運用しているTYO1、TYO2、TYO3を含めて、アジア地域の同社データセンターとシームレスに接続できる環境を提供するとしている。

 また、今後もデジタルエッジは日本国内において、複数都市圏への積極的な展開を進め、今回開設するOSA1に続き、データセンターを展開していくと説明。OSA1は、高性能な設備を備えた高品質なデータセンターとなり、他の主要データセンターにも最新世代の技術を取り入れた都市間接続サービス「Cross Link」を導入し、顧客にさらに便利な環境を提供するとしている。

OSA1ビル全景