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ベリタス、AI搭載のサイバーレジリエンス新機能を発表

 ベリタステクノロジーズ合同会社(以下、ベリタス)は18日、ベリタスのサイバーレジリエンスポートフォリオを拡大する、AI搭載の新機能を発表した。AIを活用した自動化やユーザーインターフェイスの強化などの新たなイノベーションにより、データ保護やITの担当者にその専門性を問わず、サイバーリカバリーから推量的な作業が必要なくなる、インテリジェントで使いやすいソリューションを提供するとしている。

 ナビゲーションと操作の簡素化では、Veritas Alta View管理プラットフォームが、直感的に操作できる強化されたユーザーインターフェイスを備え、ITスペシャリストとマルチタスク担当者の両方にとって、ナビゲーションを合理化し、操作をシンプルにする。ダッシュボードは、AI主導のインサイトとサイバーリスクスコアを統合して、リアルタイムで実用的な分析を実現する。強化された視覚化ツールにより、ユーザーはデータ資産全体を監視し、リスクをプロアクティブに管理し、サイバーリカバリーを迅速化できる。

 資産の監査とポリシー作成の自動化では、Veritas Alta Copilotを使用して、保護されていない資産を自動的にスキャンして特定し、それぞれに合わせた保護ポリシーを提案して適用することで、既存の保護ポリシーと即座に統合して、すべての重要なデータを確実にカバーする。

 脅威の検出と対応の迅速化では、バックアップデータ内のマルウェアのハッシュベースの追跡とBlast radius分析により、セキュリティの強化、脅威検出の迅速化、ランサムウェアへの迅速な対応が可能になった。マルウェアが特定されると、新しい機能により、データ資産全体のスキャンと拡散範囲を特定するのにかかる時間が最大93%短縮されるとしている。

 さらに、リカバリーブループリントでリスクとサイバー脅威を軽減。新しいインタラクティブなガイドを使用して、ITチームがワークフロー計画を簡単に作成、自動化、テスト、編集でき、プロアクティブな被害管理とサイバーリカバリーを行える。ブループリントは、複雑なハイブリッド環境、PaaS環境、コンテナ環境など、複数のドメインにわたってカスタマイズできるため、カスタマイズされた効果的なリスク管理が保証される。

 リカバリーポイントの推奨事項の自動化では、推奨されるリカバリーポイントを使用したプロアクティブで詳細な分析を通じて、最適化されたリカバリーが可能になった。これにより、「最後に確認された正常なコピー」を手動で特定する必要がなくなり、リスクエンジン分析によるコストのかかるマルウェアスキャンへの依存を最小限に抑えられ、リカバリー時間とデータ損失の可能性が削減される。

 Veritas Copilotの新機能は、10月に提供開始される。その他のすべての機能は、9月にリリースされるVeritas NetBackup、Veritas Alta Data Protection、Veritas Alta Viewのアップデートを通じて提供される。