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人事労務クラウド「freee人事労務」、他システムからの給与明細インポート機能を強化

勤怠締めの効率化を支援する「勤怠モニター機能」も提供

 フリー株式会社(以下、freee)は13日、クラウド型人事労務システム「freee人事労務」の「給与明細インポート機能」をアップデートしたと発表した。また8月14日には、勤怠締めに必要な情報を一覧で表示する「勤怠モニター機能」を提供開始している。

 freee人事労務は、勤怠管理、給与計算から年末調整・労務手続きまでを一気通貫で自動化できるクラウドサービス。同サービスでは、他社の給与計算ソフトウェアを利用している場合でも、給与明細をインポートできる給与明細インポート機能を提供しているが、今回は同機能の強化を行った。

 CSVテンプレートで従業員の給与明細データをインポートすることにより、年末調整・算定基礎届の作成・労働保険の年度更新などの手続きが可能となるほか、従業員の給与明細をオンライン上で公開できるという。これにより、複数拠点で従業員を抱える企業や、リモートワーク勤務の従業員を多く抱える企業において、紙の明細の発行や郵送手配の作業が不要になるため、労務業務が効率化されるとのこと。

 また、PCを持たない従業員を抱える企業においても、従業員がスマートフォンから給与明細を閲覧したり、給与明細の発行をLINEの通知で受け取ったりできるようになるとした。

 なお今後は、インポートした賞与明細の公開にも対応する予定だ。

 一方、新機能となる勤怠モニター機能は、勤怠の未入力や休憩の不足・日またぎ勤務・申請不備などの、勤怠締めに必要な項目を確認できる機能。また、勤怠モニターの画面上から、勤怠に不備がある従業員を選択し、勤怠の修正依頼をメール・Slackで送信する機能も備えているので、労務担当者や各部門の管理者から従業員へのコミュニケーションコストが削減され、勤怠締め作業の効率化を図れるとしている。