網屋のSIEM「ALog」がハンモックの「AssetView」と連携、個人情報や機密情報に対するセキュリティを向上

　株式会社網屋と株式会社ハンモックは8日、網屋のSIEM「ALog」と、ハンモックの統合型IT運用管理ソリューション「AssetView」が連携したと発表した。AssetViewの能動的なモニタリングよって取得した、クライアントPC内での個人情報や機密データの操作ログをALogに連携し、ALogによって他システムのログと統合管理することで、情報漏えいなどの迅速な検知・網羅的な分析および追跡が可能になるという。

　ALogは、独自のログ翻訳変換技術とAIの不正予兆検知により、さまざまなITシステムから集約した複雑かつ膨大なログデータを分かりやすく管理するSIEM製品。一方のAssetViewは、組織内のクライアントPC情報を収集する機能に加え、Windows Updateの更新管理や各種制御・警告・マルウェア対策など、煩雑化するクライアントPC管理を一元的に対応できる統合型IT運用管理ソフトウェアである。

　このAssetViewには、ネットワーク上のPC端末やサーバーに保存されている個人情報を特定する個人情報検索機能が搭載されており、情報漏えい対策をする上で、基本かつ重要な情報資産の棚卸しと可視化を自動で行える。また特定した個人情報や機密データに対するアクセスは操作ログとして生成され、そのログをALogに連携することで、他システムのログとの統合管理が実現されるとした。

　これにより、不正アクセスを自動かつ迅速に検知するとともに、網羅的かつ高精度の分析・追跡が可能となるため、個人情報や機密情報に対するセキュリティレベルが向上し、情報漏えいリスクの低減につながるとのことだ。