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ハンモックの統合ITセキュリティ「AssetView」、Microsoft Defenderコントロール機能などを追加した新版を12月提供

 株式会社ハンモックは26日、統合ITセキュリティ「AssetView」の新バージョンとなるVer.13.1を、12月中旬に提供開始すると発表した。

 AssetViewは、組織内PCの情報を収集する機能に加え、PCの設定コントロールや制御・警告・ウイルス対策機能などにより、PCの資産管理や情報漏えい対策を強化する法人向け統合ITセキュリティソフト。

 新バージョンでは、テレワーク環境の普及など、新たなセキュリティ課題に対応するための機能を強化した。

 セキュリティ管理に関する機能としては、PC更新管理の「AssetView P」に、Microsoft Defenderの定義ファイルの更新・自動配信・配信状況を確認する機能を実装した。これにより、Microsoft Defenderを利用している組織においても、中央集権型のクライアントPCセキュリティ対策が可能になる。

 また、Windows Updateのトラブル対策としては、AssetView Pから「Windows Updateトラブルシューティングツール」をシステム権限により実行させる機能を追加した。Windows Updateトラブルシューティングツールは、ログインユーザーの権限によって利用できる範囲が限定的で、ヘルプデスクによる現地対応が必要なケースがあったが、新機能によりWindowsの機能更新・品質更新の失敗原因の究明や、再アクションを利用者端末側で実行できるようになる。

 VPN関連の機能としては、VPN接続管理の「AssetView VPNセキュア」の新機能として、強制的にVPN接続を行い、接続状況のログ・通信量のチェックが可能な機能を搭載した。

 PC操作ログの「AssetView M」、メール監視・分析の「AssetView Mail」では、Microsoft 365で行われるファイル操作のログ取得範囲を拡張し、アプリ版・ブラウザー版の両方でファイル操作が取得可能となった。この他、デバイス制御の「AssetView G」では、Bluetooth制御設定の利便性・操作性の向上や、アプリケーション配布における配布・実行設定の運用性向上など、場所を問わない働き方に対応する多くの機能改善を行っている。