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Sansanの中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」、交換した名刺にメモを残して共有できる新機能を提供

 Sansan株式会社は14日、中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」において、交換した名刺にメモを残し、Eight Team内で共有する機能「共有メモ」を提供開始したと発表した。

 Eight Teamは、主に中小企業での利用を想定した向け名刺管理サービス。単に名刺を管理するだけではなく、マーケティングや顧客管理への活用を提案しており、ビジネス機会の創出や拡大を後押しするという。

 今回提供される「共有メモ」は、商談時のヒアリング内容や、受注確度、次回商談日の日程などの情報をメモとして名刺に残し、チームメンバー内で共有できるようにする機能。オフライン回帰に伴って名刺交換機会が増えたことで、利用者から「名刺交換相手のヒアリング内容や顧客情報情報をチーム内で共有したい」といった要望がSansanに多く寄せられたとのことで、こうした要望に応える形で追加された。

 200文字まで自由に書き込むことができるフリーテキストメモと、事前に設定した項目に回答する形でメモを共有できる選択項目式のメモが用意されており、活動内容に応じてた使い分けが可能。後者の選択項目式については、イベントごとに個別の「共有メモ」を作成し、興味のあるプロダクトや受注確度などの設問項目を事前に設定する、といった使い方が可能で、多くの名刺交換が行われる展示会やイベント時の活用が期待できるとした。

 チームメンバーへの共有は、Web/アプリのどちらからでも可能。メモが共有されたメンバーにも編集・削除の権限が与えられ、情報の共有・更新をチームメンバーが共同で行えるため、「業務の引き継ぎ工数の削減」「顧客とのコミュニケーションの質の向上」といった価値を提供できるという。

 また、「共有メモ」の情報を含めてEight Team内で共有された名刺情報をダウンロードできるので、商談確度の高い顧客の絞り込みや、後任者への引き継ぎリストとしても活用可能とのことだ。

Web版「共有メモ」の画面イメージ:選択項目式
Web版「共有メモ」の画面イメージ:フリーテキストメモ