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アズジェント、クラウドコンテナ向けセキュリティ「Sysdig」の運用を支援するマネージドサービスを提供

 株式会社アズジェントは8日、監視サービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」のラインアップを拡張し、クラウドコンテナ環境向け統合セキュリティソリューション「Sysdig Secure」に対応した、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Sysdig SaaS」(以下、MSS for Sysdig SaaS)を提供開始すると発表した。

 セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービスは、セキュリティ監視センター(SOC)が利用企業のシステムに設置されたセキュリティ機器の監視を24時間365日行うサービス。SOCのアナリストがログを詳細に分析し、誤報を除外した上で、対応が必要なインシデントのみを通知する。

 また特に重要なインシデントと判断された場合は電話で報告し、推奨する対策を提案するとのこと。加えて、企業のセキュリティ状況を定期的に診断し、推奨するセキュリティ対策を盛り込んだ診断レポートの提供も行っている。

 今回提供される「MSS for Sysdig SaaS」は、セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービスを、コンテナイメージの作成から本番運用までのサイクル全体を通じて脆弱性を検知する、クラウドコンテナ環境向け統合セキュリティソリューションのSysdig Secure(SaaS版)に対応させたサービス。

 Sysdig Secureでは、コンテナレジストリのイメージをスキャンしたり、CI/CDパイプラインの一環としてイメージスキャニングをしたりすることで、脆弱性のあるパッケージやライブラリや設定を見つけ出せるが、MSS for Sysdig SaaSでは、Sysdig SecureのログをSOCが収集・分析し、コンテナで実行された疑わしい操作(コマンド実行、特権昇格、機密ファイルの閲覧、変更等)や、外部への疑わしい接続等、望ましくないインシデントを検知してくれる。

 これにより導入企業は、アズジェントの持つ“セキュリティ専門家の眼”を活用し、Sysdigのコンテナセキュリティの能力を享受したセキュリティ対策を実現できるとのこと。

 価格はオープンだが、参考として、1クラスタ、10タスクの場合で初期費用が13万5000円、月額費用が2万5000円。アズジェントでは、1年で50社への販売を目指すとしている。