アズジェント、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」の監視対象にトレンドマイクロのクラウドネットワーク用IPSを追加

　株式会社アズジェントは7日、セキュリティ運用・監視サービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」の監視対象として、トレンドマイクロ株式会社のクラウドネットワーク用IPS「Trend Micro Cloud One - Network Security（以下、C1NS）」を追加したと発表した。

　セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービスは、セキュリティ監視センター（SOC）が、エンドユーザーのシステムに設置されたセキュリティ機器の監視を24時間365日行うサービス。SOCのアナリストがログを詳細に分析し、不必要なアラートを除外した上で、対応が必要なインシデントのみをエンドユーザーに通知する。特に重要なインシデントについては、即座に電話で報告、推奨する対策を提案する。

　監視対象には、UTMといったゲートウェイ製品のほか、市場動向を踏まえて、監視サービスが必要と判断した製品を随時追加している。最近では、コンテナ利用の増加に伴うセキュリティリスクの増大を鑑みて、コンテナセキュリティプラットフォーム「Sysdig Secure」の監視サービスを開始している。

MSS for C1NS提供イメージ

　C1NSは、クラウドネットワーク経路上で脆弱性を狙う攻撃を検出・ブロックするネットワークセキュリティ製品。外から内への対策に加え、万が一、攻撃者がクラウド環境内に侵入し、内から外へ不正な通信が発生した場合にも対応が可能。ネットワークレベルで脆弱性対策を実装することで、セキュリティソフトウェアの導入が難しいサーバーレス環境や変化の多いコンテナ環境など、さまざまな環境が混在するクラウド環境のセキュリティ強化を実現する。

　アズジェントはこれまで、Deep Securityを皮切りに、さまざまなトレンドマイクロのセキュリティソリューションを監視対象としてきた。近年では、システム環境が従来のオンプレからクラウドへシフトしている現状を鑑み、Vision One Endpoint Security（V1ES）など、クラウド環境のサーバー・エンドポイントセキュリティソリューションを監視対象としている。今回、新たにC1NSを対象とすることで、クラウドネットワーク経路上の通信を監視できるようになる。

　C1NSを監視対象としたセキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービスの販売価格はオープンで、参考価格は月額27万円から。アズジェントでは、年間35社の販売を目指す。