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京王プラザホテル、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」を導入し利用者の利便性を向上

館内の施設やそこまでのルート情報・混雑状況、周辺の施設情報などを提供

 株式会社バカンは1日、株式会社京王プラザホテルが、混雑抑制プラットフォーム「VACAN(バカン)」を導入したと発表した。京王プラザホテル内の店舗の混雑状況やマップ情報、周辺情報を施設内のデジタルサイネージ(電子看板)にて提供し、混雑情報の可視化や目的の店舗までのルート案内の自動化を実現している。

 京王プラザホテルでは、インバウンドを含めた旅行需要の回復によって利用者が増えているものの、47階建てという大型施設のため、初見では目的地までたどり着けない人が多く、スタッフの案内が必要になっているという。また、海外からの利用者への案内も多く行っているとのこと。

 さらに、天気や空港、ホテルと東京ディズニーリゾートを結ぶバス情報、周辺ビル情報などを利用者に聞かれることも多いほか、宿泊者が特定の店舗に同じタイミングで集中してしまい、都度、混雑への対応を行う必要もあったという。

 そこで今回は、このような状況を改善して顧客満足度を高め、あわせて従業員の業務効率化や作業負担の軽減を図るために、VACANの採用を決めたとした。

 具体的には、デジタルサイネージにて館内の施設情報をマップ形式で表示するとともに、店舗情報をタッチすることで、現在地から目的地までのルートを表示する仕組みを導入した。また、ホテル内の店舗の詳細情報とリアルタイムの混雑情報を表示する機能を提供する。現時点では、混雑状況の表示に対応しているのは2店舗のみだが、今後は順次、混雑情報の表示店舗を増やしていく予定だ。

 加えて、利用者に聞かれることの多い、天気情報や空港/ホテルと東京ディズニーリゾートを結ぶバス情報、周辺の施設情報を確認できるようにした。言語についても、日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、英語の4言語に対応しているとのこと。