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横濱ゲートタワー、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」を施設の空き状況の可視化などに活用

 株式会社バカンは18日、商業複合型オフィスビル「横濱ゲートタワー」(横浜市西区)が、混雑抑制・管理プラットフォーム「VACAN」を導入すると発表した。横濱ゲートタワーではこれにより、施設内の休息スペースやラウンジの空き状況の可視化と、ラウンジ内の半個室ブースの予約を可能にするとしている。

 VACANは、センサーやカメラなどを利用して、人やモノの混雑度合いや空き状況のデータを取得・解析し、さまざまな機能を提供するプラットフォーム。横濱ゲートタワーでは今回、導入場所の混雑状況をAIカメラで可視化する機能「VACAN AIS(バカン アイズ)」を用いて、施設内に設置したカメラの映像を用いて空き状況を自動判定する仕組みを導入する。

 混在度合いは、専用Webページや公式ホームページからリアルタイムに確認可能で、利用者は事前の混雑具合を確認できるようになるため、利便性の向上に加えて、混雑の抑制も期待されるとしている。

 具体的には、以下の2カ所の混雑具合を表示するとのこと。

1階:ロビー内にある休息スペース
2階:テナント入居者専用ラウンジ

 また、施設側の人手を介さずに座席の空き・予約を管理できるサービス「VACAN Noline Autokeep」により、2階ラウンジ内にある半個室ブースをオンライン上から予約できるようにする。

 利用者が着席した際に、席に設置されているタブレットを通して利用開始の操作をする仕組みで、席の利用状況データをリアルタイムに収集して、Web上からその時点での空き状況を確認できるようにする。席の予約は、専用Webサイト、もしくは座席(Webからの予約が入っていない場合)から行える。

 なおバカンでは、施設の空き情報を得る過程で取得した、フロア内にある椅子やソファ、テーブルなどの利用データを蓄積させていくことで、より効果的なレイアウト設計や設備導入の検討などの活用が期待されるほか、今後実装予定の、利用者の属性検知を活用すればさまざまなデータ活用の可能性が生まれると、その効果を説明している。