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オラクル、「Java 22」をリリース
2024年3月21日 13:45
米Oracle(以下、オラクル)は現地時間19日、プログラミング言語「Java」および開発プラットフォーム「Oracle JDK」の最新バージョンとなる、Java 22(Oracle JDK 22)を発表した。
オラクルでは、Java 22(Oracle JDK 22)は、パフォーマンス、安定性およびセキュリティ面での数千もの改良により、開発者の生産性をさらに向上させ、組織全体のイノベーションと成長を促進するとしている。
最新のJDKでは、12のJDK Enhancement Proposal(JEPs)によるアップデートと改良が行われている。
言語機能の改善を進める「Project Amber」からは、「JEP 447:super(...)の前の文」「JEP 456:無名変数とパターン」「JEP 459:文字列テンプレート(第2プレビュー)」「JEP 463:暗黙的に宣言されたクラスとインスタンスのメイン・メソッド(第2プレビュー)」の各機能が提供される。
同時実行性モデルの改善を進める「Project Loom」からは、「JEP 462:構造化された並行性(第2プレビュー)」「JEP 464:スコープ値(第2プレビュー)」の各機能が提供される。
Java以外のライブラリとの接続の改善を進める「Project Panama」からは、「JEP 454:Foreign Function & Memory API」「JEP 460:Vector API(第7インキュベーター)」の各機能が提供される。
コア・ライブラリとツールの機能では、「JEP 457:Class-File API(プレビュー)」「JEP 458:マルチファイル・ソース・コード・プログラムの起動」「JEP 461:Stream Gatherers(プレビュー)」の各機能を提供。パフォーマンスのアップデートでは、「JEP 423:G1領域の固定」が提供される。
オラクルでは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)に導入された場合、Javaは最適なパフォーマンス、効率性、イノベーションを提供すると説明。OCIは、Java 22に対応した業界初のハイパースケールクラウドの1つで、「Oracle Java SE」「Oracle GraalVM」「Java SE Subscription Enterprise Performance Pack」は、OCI上で追加の費用を支払うことなく利用できるため、開発者はより速く、より優れた、圧倒的なコストパフォーマンスで動作するアプリケーションをJava 22で構築し、デプロイできるとしている。
また、グローバルJavaコミュニティのフラッグシップイベントである「JavaOne」を、2025年3月にサンフランシスコのベイエリアで開催することも発表した。