請求書受領・送付クラウド「マネーフォワード クラウドインボイス」、送付プランにてWeb発行機能を提供

　株式会社マネーフォワードは15日、クラウド型請求書受領・送付システム「マネーフォワード クラウドインボイス」の送付プランにおいて、スムーズな帳票の電子送付を実現する「Web発行機能」を提供開始したと発表した。

　マネーフォワード クラウドインボイスは、請求書の受領に特化したサービスとしてスタートした後、2023年6月からは、請求書をはじめ、すべての取引関係帳票の送付業務を自動化できる機能を追加。受領機能（受領プラン）と送付機能（送付プラン）の2本立てでサービスを提供している。

　今回追加された「Web発行機能」は、この送付プランにおいて、得意先への請求書の電子送付をスムーズに行えるよう支援する機能。具体的には、送付プランのユーザーが、サービスを通じて得意先に登録の案内を送り、得意先が案内に従ってマネーフォワードID、事業者、認証コードなどを登録すると、電子送付が可能になる仕組み。また得意先は、帳票受領用のサービスの画面から送られた帳票を一覧できる。

　こうした専用ページを利用する仕組みにより、得意先の担当者や宛先が変更になった際にも、得意先が専用ページから情報更新を行えるため、企業間のコミュニケーションコストを削減可能になるとした。

　なおWeb発行機能を提供する背景には、得意先に向けて、受領した帳票を確認できる専用ページへの登録を促すことで、得意先の電子受領のハードルを下げ、電子送付への切り替えを行いやすくする狙いがある。

　なお今後は、得意先に届いた帳票の開封を確認できる機能、得意先の電子帳簿保存法の検索要件への対応や、帳票の訂正依頼などをチャットで行える機能などの開発を予定しているとのことだ。