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JavaScriptスプレッドシートライブラリ「SpreadJS V17J」、Excelライクな見た目のガントチャートを作成可能に

 メシウス株式会社(旧社名:グレープシティ株式会社)は14日、WebアプリケーションでExcelライクなユーザーインターフェイス(UI)を実現するJavaScriptライブラリ「SpreadJS」の新版「同 V17J」を、2月28日にリリースすると発表した。

 SpreadJSは、WebアプリケーションでExcelライクなUIと機能性を実現するJavaScriptライブラリ。フィルタや表計算関数など、多数のExcel互換機能を備えるほか、SpreadJS独自の機能も搭載し、システム利用者になじみのある外観と操作性を兼ね備えたWebアプリケーションの開発を支援するという。

 今回の新版では、プロジェクト管理や生産管理などで使用される工程管理表(ガントチャート)をExcelライクなUIで作成できる「ガントシート」機能を追加した。ガントシートでは、タスクの追加や編集、削除をExcelライクなUIで操作可能。また、タスクバーをドラッグ&ドロップするだけで、タスクの期日や先行後続タスクを変更できるため、セルからデータをいちいち入力する必要もないとのこと。

 メシウスでは、この新機能により、製造業や建築業など、多くの業界の生産管理システム開発に対応することが可能になったと、その効果を説明している。

 また、チャート機能についても強化が行われており、開始時点と終了時点の間における各種数値の増減を可視化して分析できる「ウォーターフォールチャート」が追加された。年間の売上計画などを表示するのに適しており、決算報告資料や社内報告資料など、幅広い用途で利用できるとした。

 チャート関連ではさらに、折れ線チャートを強化し、表示されている線について、直線だけではなく曲線を用いて滑らかに描画できるように改善した。

 加えて今回は、スプレッドシートのセルの幅に合わせたテキストの均等割り付けでの表示や、フォント設定APIの追加など、さまざまな強化が行われている。