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エイトレッド、電子契約サービスとの連携を可能にしたクラウド型ワークフロー「X-point Cloud V3.7」

 株式会社エイトレッドは21日、クラウド型ワークフロー「X-point Cloud」の新版「同 v3.7」を提供開始すると発表した。電子契約サービス「クラウドサイン」「GMOサイン」との連携オプションや、検証用の環境を用意するテスト環境オプションなどを新たに提供する。

 X-point Cloudは、稟議(りんぎ)・申請における「紙の書類イメージ」をそのまま「電子」に置き換え、簡単な入力フォームで手軽に始められるクラウドワークフローシステム。

 今回は新たに、電子契約サービスのクラウドサインおよびGMOサインとの自動連携を可能にする新オプションを提供する。X-point Cloud上で対象の契約書に最終承認が下りると、電子契約サービス上にて自動で起票され、電子契約の締結依頼を行えるという。締結先は、電子契約サービスで署名することにより、契約締結が完了する。

 こうして、社内審査等の社内の契約プロセスから、社外との契約締結までを一気通貫で実行可能になるため、二重入力等の手間が削減され、企業の業務を効率化できるとのことだ。

 オプションの価格は、クラウドサイン連携、GMOサイン連携ともに、月額2万円(税別)。

 2つ目の新オプションであるテスト環境オプションは、X-point Cloudのテスト環境を利用して、事前に設定を検証したうえで運用環境に移行することでリスクの回避を実現するもの。組織情報の変更や人事異動・フォームの修正、リリースまでの段取りなど、本番環境で直接設定を変更して誤ってしまうと問題が発生してしまうが、テスト環境オプションでは、テスト環境で事前に検証を行った設定をエクスポートし、本番環境にインポートすることができる。

 また、テスト環境には有料オプションで利用可能な機能も標準搭載されているので、契約前の検証や機能の確認に役立てられるとした。ただし、運用環境のバックアップデータをテスト環境へ移行することはできない。

 価格は、月額4万円(税別)。

 なおX-point Cloud v3.7ではほかに、エイトレッド管理の送信メールサービスの提供や、いくつかの不具合・脆弱性修正が行われている。