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キンドリル、生成AI/機械学習機能の開発・提供でAWSと戦略的協業契約を締結

 米Kyndryl(以下、キンドリル)は現地時間11月27日、Amazon Web Services(AWS)と複数年にわたる戦略的協業契約(SCA:Strategic Collaboration Agreement)を締結したと発表した。この協業は、生成AIと高度な機械学習(ML)機能の開発および提供を主眼としており、これにより両社共通の顧客における包括的なイノベーションの活性化、効率性の向上、デジタルトランスフォーメーションの加速を支援するとしている。

 キンドリルとAWSは共同出資によりInnovation Factoryを設立し、業界のユースケースに特化した生成AIとMLのソリューションを共創。Innovation Factoryとキンドリルのデータ主導型のケイパビリティの活用により、顧客のクラウドモダナイゼーションと、ビジネストランスフォーメーションを加速する。

 複雑なIT環境におけるAWSクラウドサービスの設計、実装、移行、モダナイゼーション、管理のためのキンドリルの各種ケイパビリティを強化。コストや複雑性の低減、時間短縮を目的とする共通の戦略実行計画を策定し、AWS上のERPシステムやその他アプリケーションのモダナイゼーションを加速する。

 さらに、キンドリルの技術スペシャリストの専門知識を強化することで、AWSベースの認定やスペシャリスト認定の取得数を拡大。現在の認定数1万以上に加え、さらに数千件の追加認定を目指す。

 また、キンドリルは「AIレディネスプログラム」を活用することで、責任あるAWS AIサービスの導入において、顧客をさらにサポートすると説明。プログラムは、キンドリルのこの領域における知識やエンタープライズレベルのAIに対する専門性を活用し、ビジネスにインパクトを与える生成AIの導入に必要なエンドツーエンドのサービスを提供するとしている。