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TOPPANホールディングス、システム基盤モダナイゼーションを実現による経営基盤の強化に向け「SAP S/4HANA」「SAP Business Technology Platform」を導入

 SAPジャパン株式会社とTOPPANホールディングス株式会社は4日、TOPPANホールディングスがシステム基盤のモダナイゼーションを通じて経営基盤を強化するために、「SAP S/4HANA」および「SAP Business Technology Platform(SAP BTP)」の稼働を開始したと発表した。

 TOPPANホールディングスは、DX(デジタルトランスフォーメーション)とSX(サステナブルトランスフォーメーション)により、企業価値最大化に向けた取り組みを加速させている。この基本方針の下、デジタル事業の強化を含む事業ポートフォリオの変革、ESGへの取り組み深化、そして経営基盤の強化を重点施策に掲げ、事業の変革を図るとともに経営基盤強化に注力している。

 こうした変革期において、TOPPANホールディングスは経営基盤を強化するべく、経営とシステムの一体化や、経営情報の一元化を目指すシステム基盤のモダナイゼーションを進めるために、SAP S/4HANAおよびSAP BTPを採用し、稼働を開始した。

 SAP S/4HANAは、会計業務および管理業務を担う基幹システムとして、SAPのサポートサービスの「premium engagements」を活用して導入され、SAP BTPはアプリケーション開発やプロセス自動化を実現するビジネス基盤として採用された。

 これにより、グループ会社間のデータ統合・共有が実現し、意思決定の迅速化や業務効率の向上が可能となった。さらに、SAP BTPを利用して開発したワークフローやユーザーインターフェイス画面の改善を通して、業務生産性が2倍以上向上しているという。

 TOPPANホールディングスは今後、システム基盤のモダナイゼーションをさらに進めることで、データの一元管理、業務プロセスの効率化、そしてイノベーションのさらなる促進を目指すと説明。また、デジタル化とサステナビリティを重視した経営のもと、環境/社会/ガバナンスの取り組みを強化し、ステークホルダーとの関係をさらに深化させることで、企業価値の最大化を目指すとしている。