ニュース

八丈島の町営温泉施設にて、顔認証システムを活用した「温泉で顔パス」実証事業を実施

顔画像を登録している様子

 株式会社みずほフィナンシャルグループの子会社である株式会社みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(以下、みずほ)、ならびに東京都八丈町は4日、八丈島のスマートアイランド化、サステナブル・アイランド化推進の一環として、パナソニック コネクト株式会社とともに、町営温泉施設2カ所において、顔認証システムを活用した「温泉で顔パス」の実証事業を開始したと発表した。行政業務の効率化と島民の生活利便性向上を図ることが目的で、期間は、12月1日から2月29日まで。

 顔認証は生体情報を基に本人認証するため、なりすましが困難であり、高いセキュリティが期待できるほか、接触での認証が可能なことから、衛生面でも関心が集まっているという。

 今回はこの顔認証技術を利用し、八丈島の島民を主な対象に、事前登録および事前支払いを済ませた利用者が、町営温泉施設を顔認証により手ぶらで利用できる「温泉で顔パス」実証事業を実施する。なお同事業は、東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」の枠組みを活用しており、顔認証には、パナソニック コネクトの顔認証クラウドサービス「KPAS(ケイパス)クラウド」を採用した。

 実証期間中は、事前に支払った料金によって、町営温泉「樫立温泉 ふれあいの湯」および「中之郷温泉 やすらぎの湯」に、顔パスで入り放題となる。小学生と、島内在住の70歳以上の利用者は1人あたり1000円、これ以外の利用者は同3000円となり、約10回分に相当するとのこと。

利用イメージ