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損害保険ジャパン、間接費管理基盤として「SAP Concur」を採用

 株式会社コンカーは24日、損害保険ジャパン株式会社が間接費管理基盤としてSAP Concurを採用したと発表した。

 SAP Concurは、出張、経費、請求書管理を統合したソリューションを提供するブランド。損害保険ジャパンでは、押印・紙を中心とした運用、システムへの手入力の負荷、テレワークの阻害といった業務課題を解決し、都度の個別開発・個別改修のサイクルからも脱却するために、SAP Concurを間接費管理基盤として採用した。

 間接費業務は、非コア業務にも関わらず全社員が日常頻繁に行う業務のため、基幹システムの刷新サイクルとは別に早期の変革を進め、2023年8月から従業員約2万1000人で利用を開始。経理部門だけでなく、ビジネス部門の生産性も飛躍的に向上させ、成長領域への一層の注力や働きがいの向上につなげていると説明。併せて、柔軟な規定自動チェックやデータ活用も駆使し、ガバナンス強化も進めているという。

主な導入効果

 SAP Concurの選定理由としては、金融機関、保険業界での圧倒的な改革実績と間接費業務における豊富な専門的知見、入力、承認、運用管理、データ活用までカバーする網羅的で進化し続けている機能とサービス、税制改正への貢献や外部サービスとの連携拡充など強い市場牽引力、大規模利用に容易に対応可能なプラットフォームを挙げている。

 損害保険ジャパンは、網羅的なサービス提供と継続進化を続けるSAP Concurの活用により、今後の激しい外部環境変化にも手離れ良く対応し、データ活用による継続的な運用改善、効果の最大化に取り組むとしている。