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コンカーの請求書管理サービス「Concur Invoice」がPeppolに対応

 株式会社コンカーは6月30日、請求書管理サービス「Concur Invoice」が、国際標準規格の「Peppol(ペポル)」に対応すると発表した。

 Concur Invoiceは、請求書の受取から入力、承認、支払い、請求書の保管・管理までをデジタル化するクラウドサービス。一方のPeppolは、請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための国際標準仕様で、日本ではデジタル庁がPeppol管理局(Japan Peppol Authority)となり、日本の標準仕様(JP PINT)の管理・運用等を行っている。

 今回の連携では、Peppol Networkを通じて、請求書受領側アクセスポイントである「SAP Document and Reporting Compliance, cloud edition」経由でConcur Invoiceへデータが自動入力されるようになる。これによって入力作業がなくなるため、ミスの削減や改ざんの帽子などが実現するとのこと。

 また承認業務については、Concur Invoiceのシステム自動チェックや分析機能で効率化でき、承認されたデータはデジタル上に蓄積されるので、経費に関する分析もスムーズに行えるとした。

 コンカーでは、こうしてPeppol準拠の電子インボイスをConcur Invoiceで管理することで、全プロセスがデジタル上で完結し、ペーパーレス、業務効率化、ガバナンス強化、データを活用した高度な管理のすべてが実現するとアピールしている。

PeppolとConcur Invoice連携の流れ