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シナモン、非定型の請求書を事前の座標定義なしで読み取れるAI-OCR「Flax Scanner for SD 請求書汎用モデル」

請求書で一般的によく使用される、最大27項目の読み取りに対応

 株式会社シナモンは、取引先ごとにフォーマットが異なる非定型の請求書を、事前の座標定義をすることなく自動認識し、テキストを抽出するAI-OCRサービス「Flax Scanner for SD 請求書汎用モデル」を、11月6日より販売開始すると発表した。

 Flax Scanner for SD 請求書汎用モデルは、フォーマットを問わず、請求書のどこに何が書いてあるかをAIが判断し、請求書で一般的によく使用される項目を自動で読み取れるAI-OCR。取引先、登録番号、取引年月日だけでなく、明細に含まれる品名、数量、単価など、最大27項目の読み取りが可能で、読み取り結果はCSVファイルでの出力やAPIでの連携が可能となっている。

 また、これら27項目を文字単位精度で平均92.99%、項目別精度で平均86.17%と高精度での読み取れる点も特徴とした。

 なお、アップロードされた請求書やその他帳票を自動で分類できるため、請求書以外の帳票にも対応可能。分類後、シナモンが提供する最適なAI-OCRモデル(請求書汎用モデル、座標定義型モデル、個別カスタマイズモデルなど)を、AIが自動で判断し処理を行えるとのこと。