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キヤノン、ロール紙のセットが容易なフラットトップデザインの大判プリンター6機種を発売

 キヤノンは3日、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」について、5色顔料インクモデルの新製品として、A0ノビ対応の「TM-355/TM-350/TM-340」、A1ノビ対応の「TM-255/TM-250/TM-240」の計6機種を発売した。

 新製品は、天面をフラットにしたフラットトップデザインを新たに採用し、ロール紙を置く作業スペースとして活用することで、手間のかかるロール紙交換を狭い場所でも簡単にできる操作性と、オフィスや店舗になじむデザイン性を兼ね備える。

TM-355

 新開発の画像処理エンジン「L-COA PRO II」により、スリープ状態からの素早い起動と、ポスターや図面の高速印刷を実現。「TM-355/350」では従来機種に比べて約28%高速化し、1分間に最大約3.2枚の図面を印字できる。直前に修正した図面を打ち合わせに持参するなど、急きょプリントが必要な状況にも即時に対応できる。

 赤の優れた発色性を実現する新開発のマゼンタインクや、印刷物の色を濃く鮮やかに再現する、新設計のカラーマッチング技術の採用により、普通紙でも視認性の高いポスターを作製できる。顧客の目を引く小売店のPOPや、社員の注意を喚起するオフィスの掲示物などに適し、全色顔料インクを採用しているため色あせがしづらく長期間掲示できる。

 また、キヤノンの大判インクジェットプリンターで初めて、発泡スチロールを用いた製品梱包材の使用を廃止し、段ボールを使用するなど、環境負荷低減に向けた対応をしている。

フラットトップデザインを採用した大判プリンターで、新開発の画像処理エンジン・マゼンタインクにより、普通紙でも色鮮やかな印刷物を素早く出力でき、建設・設計用図面や、小売り・飲食店のポスター、学校の教室掲示物など、幅広いプリントニーズに対応する。

 新製品の希望小売価格は19万6800円(税別)から。