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Sansanの取引管理サービス「Contract One」、Claudeを組み込んだAIエージェント機能を提供

複数契約を横断した検索や契約レビューなどに対応

 Sansan株式会社は17日、取引管理サービス「Contract One(コントラクトワン)」において、米AnthropicのAIモデル「Claude」を組み込んだAIエージェント機能「AIエージェント Powered by Claude」の提供を開始すると発表した。

 Contract Oneは、紙や電子といった形式を問わず、契約書を正確にデータ化してクラウド上で一元管理できる取引管理サービス。AIとオペレーターによる補正を組み合わせて正確にデータを抽出し、取引書類同士の関係性を自動でひも付ける点が特徴で、取引の全体像や変遷を俯瞰できるデータベースを構築して機会損失や信用低下を防ぎ、的確な事業判断をサポートするという。

 今回は同サービスにおいて、Contract One上に表示されるチャット画面から、自然言語で契約に関する質問や指示を入力できる機能「AIエージェント Powered by Claude」を提供開始する。Contract Oneの画面上にある「AIエージェント」ボタンを押すとチャット画面が表示され、利用者はAIに質問や指示をするだけで、Contract One上に蓄積された多数の契約書を横断的に検索・確認した結果をもとに、即座に回答を得られるとのこと。

 なお、Contract Oneは、契約書を正確なデータとして蓄積するだけでなく、契約書同士の関係性のひも付け、社名変更に伴う企業情報の名寄せといった構造化を強みとしており、AIが最新かつ文脈に沿った回答を返せる基盤を整えているという。

 例えば、「A社との契約がどうなっているかを要約して」と問いかけると、親子関係のある契約書を含む複数の契約書を分析した要約が表示される。ほかにも「当社の顧問契約にはどのようなものがあるか分析して」「業務委託契約書のうち、準委任と明記されている契約の総件数を教えて」といった複雑な質問にも対応でき、従来は手作業で複数の契約書を一つひとつ開いて確認していた作業が短縮されるとした。

 さらに今回は、「AIエージェント Powered by Claude」上で、より自律的に一連の作業を自動実行するSkill機能も提供される。契約書のドラフトをアップロードすると、自社基準にもとづいたAIによるレビューが自動で実行されるといった、より自律的な活用が可能になる。これにより、法務業務における定型的な確認業務の負担がさらに軽減され、法務担当者がより戦略的な業務に集中できる環境の実現につながるとのこと。