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キヤノン、静音化を実現した大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF TM-305」など6機種を発売

 キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」の新製品として、A0ノビ対応の「TM-305/TM-300/TM-300 MFP」およびA1ノビ対応の「TM-205/TM-200/TM-200 MFP」の計6機種を、11月14日から順次発売する。

 新製品は、CAD市場・ポスター市場向けに、普通紙印刷における高画質と静音化を実現したシリーズ。ハードディスクを搭載し、図面やポスター出力時の生産性を向上した「TM-305/TM-205」、簡単な操作で大判プリントができる「TM-300/TM-200」、大判スキャナーで大判コピーやスキャンが簡単にできる「TM-300 MFP/TM-200 MFP」の計6機種を販売する。

imagePROGRAF TM-300 MFP
imagePROGRAF TM-200(オプション装着時)

 新製品はいずれも、印刷時に発生する動作音の主な発生源について見直しを行い、消音構造体の配置による印刷稼働音の低減や、カッター性能の向上による用紙カット音の抑制など、新たな静音化技術を搭載することで、高速印字を維持したまま、印刷稼動音約44dBを達成。「TM-305/TM-300/TM-300 MFP」では従来機種と比べて稼動音を約60%削減した。

 大幅な静音化により、少人数のオフィスやスペースに限りのある小規模な店舗でも、ユーザーの近くにプリンターを設置して作業ができるため、快適な大判プリント環境を実現できるとしている。

 画質については、5色顔料インク「LUCIA TD」を採用し、CAD用途ではインク受容層のない普通紙にも細線や文字を鮮明に再現可能。ポスター用途では、インクジェット普通紙においても色鮮やかな普通紙ポスターが作成でき、経済性や効率性を重視するポスターの内製ニーズに対応する。

 製品の価格(税別)は、TM-305が39万8000円、TM-205が26万8000円、TM-300が33万8000円、TM-200が20万8000円、TM-300 MFPが52万8000円、TM-200 MFPが45万8000円。発売日は11月14日(TM-300 MFP/TM-200 MFPは11月30日)。