ニュース

IIJ、DXプロジェクトの推進に適した人材の配置や育成を支援する「IIJ DX人材アセスメントソリューション」を提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は27日、DXを推進するプロジェクトにおいて、プロジェクトの各フェーズに適合した特性を持つ人材を見定め、組織における適正配置と人材の育成を支援するサービス「IIJ DX人材アセスメントソリューション」を提供開始した。

 IIJ DX人材アセスメントソリューションは、DXプロジェクトを進める人材を見定めるために、デジタル技術の基礎知識を測る「ITテスト」と、組織の変革に関わるマインドや特性をみる「DXテスト」の2つのWebテストにより、個人の能力や特性を、IIJのDXコンサルティングの経験と知見をもとに開発した「Digitalection(デジタレクション)」のAIエンジンで分析し、アセスメントレポートとして提出する。

 Digitalectionは、デジタル技術の基礎力を問うITテスト、個人特性を測るDXテストの2つのWebテストと、そのテスト結果を基に分析・評価結果を算出するAIエンジン、結果を視覚的に表現するアセスメントレポートにより構成される。ITテストは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「ITパスポート試験」に相当するレベル設定で、一般業務の中でのIT活用やデジタル化の取り組みにおいて、最低限把握しておきたい知識に関する設問となっている。DXテストは、アンケート形式で、日常の業務への取り組み姿勢や、視座、優先順位を持った行動特性があるかどうかなど、個人の特性を測り、イノベーター理論に基づき特性タイプを割り出す。

 両テストの結果および、テスト結果をもとに、AIエンジンが算出した特性タイプを可視化・分析して、アセスメントレポートとしてまとめ、結果を説明する。

 レポートでは、DX推進組織・プロジェクトにおける個人の「適性」と「伸びしろ」を、イノベーター理論に基づいて可視化するほか、組織内の人材分布や組織傾向などを分析することで、「どのフェーズで誰を配置するか」「どう育成するか」「外部からの人材活用が必要か」など、DXプロジェクトを進める上で必要となる人的リソースの管理に関わる情報を提供する。

 顧客はこのレポートを用いて、新規DXプロジェクトの立ち上げから推進にあたって、それぞれのフェーズに適切なプロジェクトメンバーを効果的に配置するための情報として活用できる。また、IIJでは、さらなる成長への支援策として、顧客の要望に応じてDXを推進する主力人材の育成プログラムや、デジタル技術の基礎知識を習得する研修の提案にも対応する。

 IIJ DX人材アセスメントソリューションの参考価格は、受検者数100人の場合で50万円(税別)。

レポートイメージ図