IIJがDX人材アセスメントソリューションを強化、生成AIを用いて分析精度を高めたレポートを提供

　株式会社インターネットイニシアティブ（以下、IIJ）は24日、組織のDX（デジタルトランスフォーメーション）推進における人材の適正配置と育成を支援する「IIJ DX人材アセスメントソリューション」において、生成AIを活用して分析精度を高めたレポートを提供開始すると発表した。

　「IIJ DX人材アセスメントソリューション」は、ITテスト（21問）／DXテスト（19問）の2種類のWebテストによって社員のDX適性を診断し、DX推進プロジェクトにおける社員の適正配置や、必要な人材の育成を支援するもの。全社・組織・個人単位の分析を実施し、その結果をグラフや図表を交えた分析レポートとして提供しているが、従来は、全社単位のレポートにおいてのみ、分析結果のコメントを提供していたという。

　これに対して今回のアップデートでは、生成AIを利用することで、全社・組織・個人のすべてのレポートに対して分析結果のコメントが付加されるようになった。分析は、事前アンケートやヒアリングで得られた「現状」「課題」「目標」といった受検企業ごとの情報を、アセスメントデータと組み合わせて行っており、全社・組織・個人単位での強みや課題の分析に加え、それらを踏まえた成長のためのアクションプランまで提示するため、レポートを読むだけで、課題の把握から施策の検討まで迅速に行えるとした。

　なおIIJでは今回、コンサルタントの分析の視点や思考プロセスを生成AIに学習させることで、網羅的かつ多角的な分析を自動化し、レポート作成までの時間を削減するとともに、全社・組織・個人のすべての対象に向けて、精度の高い分析コメントの提供を実現したとのこと。また、レポートの適正な品質を保つため、AIの出力内容を精査し、ランダムに抽出したデータに対して品質チェックと必要な修正を実施するとしている。

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