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アライドテレシス、VPNルーターのファームウェア新版を提供 小規模向けの「AT-AR1050V」でも拠点間接続が可能に

 アライドテレシス株式会社は8月31日、スイッチ/ルーター製品のOS「AlliedWare Plus」の新版「同 Ver.5.5.3-1.1」を提供し、VPNルーター製品の機能強化などを実施すると発表した。

 今回の新版「AlliedWare Plus Ver.5.5.3-1.1」では、小規模向けVPNルーターであるAT-AR1050VのVLAN登録が5台から1024台に、IPv4/IPv6のスタティック経路が64個から1000個に拡張された。これにより、例えば、病院本部とクリニックや薬局、本庁舎と出先機関、教育委員会と学校やデータセンターなど、医療・自治体・文教をはじめとする、さまざまな業種の拠点間接続用として活用可能になったという。

AT-AR1050V

 またAT-AR4050Sなどの一部VPNルーターに、MACアドレスによるフィルタリング機能が追加された。これにより、“破棄”設定されたMACアドレスを持つパケットが、LANからLAN、またはLANからWANに送信された際に、ルーターで制御できるようになり、ルーター配下などに設置されたスイッチのMACアドレスフィルターが設定不要となったため、支店など、スイッチ製品が設置されてない小規模ネットワークをルーター1台で保護できるとのこと。こちらは、AT-AR4050S-5G、AT-AR4050S、AT-AR3050S、AT-AR1050Vの各製品が対象となる。

AT-AR1050Vの活用例:エンタープライズ市場での拠点間接続の構成イメージ

 このほか、ビッグローブ株式会社の提供するIPv6マイグレーション技術の国内標準プロビジョニング方式サービスに、VPNルータのARシリーズが対応した。対象は、NFV-APLシリーズ、AT-AR4050S-5G、AT-AR4050S、AT-AR3050S、AT-AR1050Vの各製品である。