ニュース

DONUTS、クラウド型会計システム「ジョブカン会計」で適格請求書発行事業者の登録番号検索が可能に

 株式会社DONUTSは27日、クラウド型会計システム「ジョブカン会計」において、インボイス(適格請求書)受領側の業務効率化につながる機能アップデートを実施したと発表した。これにより、適格請求書発行事業者の登録番号検索機能が利用可能になっている。

 「ジョブカン会計」は、パッケージの会計ソフトウェアの使い勝手をそのままに、クラウドサービスの便利さを追加したSaaS型の会計サービス。パッケージの会計ソフトウェアでは当たり前の「帳簿のキーボード入力」「エンターキーで次項目」「合計値が変わった場合の集計表の自動更新」など、経理担当者が求めていた軽快な操作性を備えているという。

 今回は同サービスにおいて、適格請求書発行事業者の登録番号検索機能を新たに提供する。ジョブカン会計内で、「国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」最新データとのシームレスで効率的な照合が可能になるため、事業者の負担が軽減されるとのこと。

 またDONUTSでは、同サービスをはじめとするクラウド型業務システム「ジョブカンシリーズ」において、インボイス対応のための機能を提供しており、例えば見積書/請求書管理サービス「ジョブカン見積/請求書」では、新たな書式に対応した請求書の発行や控えの電子保存など、インボイス発行側に必要な作業や業務軽減のための各種機能を備えている。

 今回は、こうしたインボイス発行側・受領側双方の業務効率化などを支援するため、経費精算サービス「ジョブカン経費精算」を含めたジョブカンシリーズの経理関連3サービスを、1企業あたり月額4000円(税別)から導入できる「経理バリューパック」をメニュー化し、提供開始した。

 3製品を導入すると、経費精算業務から請求書の作成、決算書の作成まで、幅広い経理業務領域をカバーできるとのことで、DONUTSでは、ランニングコストを抑えた経理業務のクラウド化が実現できるとアピールしている。なおジョブカン経費精算でも、適格請求書発行事業者の登録番号検索機能を8月に提供開始する予定だ。