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凸版印刷、スマートロックと連携した顔認証入退室管理ソリューション「ピッコネ」を開発

 凸版印刷株式会社は3日、株式会社Photosynth(以下、フォトシンス)、TRIBAWL株式会社(以下、トライバル)と協業し、スマートロックと連携した顔認証入退室管理ソリューション「ピッコネ」を開発したと発表した。顔情報のみで、時間単位の会議室の予約なども行えるという。

 ピッコネは、凸版印刷の情報流通管理プラットフォーム「MyAnchor」、フォトシンスのスマートロックを活用したクラウド型IoTサービス「Akerun」、トライバルの顔認証デバイス「kaopa」をデータ連携させ、顔認証によってドアの解錠や時間単位での会議室予約などを行えるサービス。予約からチェックイン、チェックアウトまで、安定的かつシームレスな利用体験を提供できるとした。顔認証については、マスクをつけた認証にも対応するほか、認証率99.8%の高精度な顔認証システムを実現している。

 また、ドア解錠だけでなく、APIによるサービス連携やカスタマイズに対応し、例えば、会議スペースの空き状況・予約システムなどをカスタマイズできるなど、さまざまな機能の追加により、オフィスのDX化をサポートするとのこと。

 なお、顔認証に必要な顔の画像は、PCからだけでなく、専用アプリを利用することによりスマートフォンからも手軽に登録可能。利用者自らが顔登録できるため、管理者による登録や確認といった業務を削減して、導入企業のコスト削減が図れるとしている。

 販売に関しては、凸版印刷のグループ会社である株式会社トッパン・コスモが代理店となり、10月から企業向けに一般販売する予定。価格は個別見積もりとなる。

「ピッコネ」活用の様子