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コンカーの請求書管理クラウド「Concur Invoice」とデロイト トーマツのリスク分析サービスが連携

購買に関する不正や人的エラー等の兆候を効果的・効率的に把握可能に

 株式会社コンカーとデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社(以下、デロイト トーマツ)は9日、コンカーのクラウド請求書管理システム「Concur Invoice」の利用企業に対し、デロイト トーマツのリスク分析サービス「リスクアナリティクス オン クラウド」との連携を実現する購買分析アプリを提供開始すると発表した。

 Concur Invoiceは、請求書の受取から入力、承認、支払い、請求書の保管・管理までをデジタル化するクラウドサービス。一方のリスクアナリティクス オン クラウドは、有限責任監査法人トーマツが提供しているSaaS型リスク分析サービスの総称で、グローバルの事例と経験を基に、リスクシナリオと分析ロジックを分析アプリケーションとして独自開発し、クラウド上で提供している。利用にあたっては、企業が所定の形式でデータを連携すると、トーマツが分析用アプリケーションを通じて、リスクのスコアリングなどの分析結果を提供するという。

 今回は、このリスクアナリティクス オン クラウドの購買分析とConcur Invoiceを連携させるアプリが提供される。これによりConcur Invoiceの利用企業は、Concur Invoiceに蓄積された購買データ、仕入先マスタ等を、簡単な初期設定を行うことで、リスクアナリティクス オン クラウドに連携可能になるとした。

 利用企業はダッシュボード上で購買に関するリスク分析結果を閲覧でき、それを基にリスク対応を検討・実施可能になるため、リスク管理態勢の強化が見込まれるとのこと。特に調達部門・経理部門においては、購買にかかわる不正や人的エラー等の兆候の早期発見、また内部監査部門においては、効率的・効果的な内部監査の実施が期待できるとしている。

リスクアナリティクス オン クラウドの利用イメージ