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IIJ、ハイブリッドワークを推進する「IIJ DWPオフィスソリューション」を提供

オフィスファシリティとIT環境のデザイン・構築・運用をワンストップ提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と、IIJ子会社のネットチャート株式会社は29日、ハイブリッドワークの普及を受け、IT・ネットワークとファシリティの両面で、より快適で働きやすいオフィス環境(ワークプレース)を実現するため、オフィスデザイン、IT・ネットワーク環境設計、オフィスファシリティの施工などにおいて協働し、「IIJ DWPオフィスソリューション」を提供開始すると発表した。同ソリューションはIIJが販売する。

 IIJ DWPオフィスソリューションは、場所を意識せずストレスなく社内リソースにアクセスできる認証環境の構築や、無線LAN環境の整備、ハイブリッドワークに合わせたオフィス環境を提案する。

 オフィスファシリティとIT・ネットワークインフラをそれぞれ別々で整理および対処するのではなく、双方をひとつに合わせて捉えて解決に結び付け、「シームレス」「ワイヤレス」「ノイズレス」「パスワードレス」「アセットレス」というコンセプトに基づき、快適なオフィス環境(ワークプレース)づくりを実現する。

 「シームレス」分野では、ワークプレースを意識せずに働くことを可能にする。ワークプレース間の移動や変化で生じるVPNをつなぎ直す手間を削減し、オフィスとリモート間のスムーズなファイル共有、コンタクトしたい相手の所在や状態の把握、それによるコミュニケーション機会の損失軽減を実現する。

 「ワイヤレス」分野では、ワークプレース内のデバイスへのスムーズな接続を可能にする。Web会議への参加者が多い場合にも耐えうる高速で快適な環境の整備や、無線LANのアクセスポイントのクラウド管理による設定作業の負担軽減、ケーブル配線が乱雑になりがちな会議用ディスプレイのワイヤレス接続などを実現する。

 「ノイズレス」分野では、ワークプレースに音の境界を持たせ、業務効率を最大化する。サウンドマスキング、吸音パネルによる効率的な周辺ノイズの除去や、対面会話のようなクリアな音声を届けるノイズキャンセリングマイクの導入、エコーキャンセル、ノイズ抑制機能を持つスピーカーの導入などを行う。

 「パスワードレス」分野では、ワークプレースを安全で効率的に利用することを実現。生体認証による確実な本人確認、複数のシステムやネットワークに接続できるIDの統合管理を行い、パスワードの受け渡しや忘失によるリスクを軽減する。

 「アセットレス」分野では、ワークプレースの管理負荷を軽減。Active Directoryサーバーやファイルサーバーなどのクラウド化やクラウドVDI、PCレンタルなどのサービス提供や、ハイブリッドワークに適したオフィス家具のレンタルサービスを行う。

 IIJグループでは今後とも、ハイブリッドワーク推進にあたってのさまざまな課題解決に向けて、従業員が働きやすいオフィス環境づくりを支援していくとしている。