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ISIソフトウェアー、ASTERIA WarpとBoxの連携アダプターで分類ラベルコントロール機能を提供

 株式会社アイ・エス・アイソフトウェアー(以下、ISIソフトウェアー)は、アステリア株式会社の企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warpシリーズ」と、コンテンツクラウド「Box」とを連携させる専用アダプター「Boxアダプター」の新版を、7月14日より提供開始すると発表した。

 クラウドストレージを中核としたコンテンツクラウドのBoxでは、情報資産を守るためのセキュリティ規格である「ISO 27001」「ISO 27017」「ISO 27018」「ISO 27701」や、医療情報を扱うプラットフォーム規格「HIPAA」「HITECH」など、国際的なコンプライアンス/セキュリティ規格に準拠しており、高いセキュリティ機能を備えている。また、Boxのコンテンツセキュリティ機能「Box Shield」では、分類ベースのセキュリティ制御を用いて、社内の情報ガバナンスを効率化するための機能が提供されているという。

 一方、ISIソフトウェアーでは、Boxとさまざまなシステムの接続をノンプログラミングで実現する、ASTERIA Warpシリーズ向けのBoxアダプターを提供しており、システム間でのデータ連携の自動化を支援してきた。

 今回はそのBoxアダプターにおいて、Boxの分類ラベルとの連携を強化した「分類ラベルコントロールオプション」を新たに提供開始する。分類ラベルを用いることで、機密性に基づいてファイルやフォルダを分類し、機密性レベルに関連付けられたセキュリティポリシーを設定できるため、不慮のデータ漏えいのリスクが低減されるとした。

 例えば、Boxへのアップロード時に、フォルダ・ファイルに対して分類ラベルを自動付与することで、ファイルが移動・コピーされた場合にもBox Shieldの機能により、制限が保持されるようになる。利用者の操作によって制限が変更されることがないため、社外秘のファイルを誤って社外関係者に共有したり、極秘ファイルが関係者以外の目に触れたりといった情報漏えいを予防できるとのことだ。

 Boxアダプターの価格例は、ASTERIA Warp Core/Core+向けの場合、基本機能が月額1万5000円、分類ラベルコントロールオプションが月額5000円となる。