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NRI、シーメンスのローコード開発基盤「Mendix」を活用した業務生産性の向上支援サービスを提供

 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は21日、シーメンス株式会社と、エンタープライズ向けローコードプラットフォーム「Mendix(メンディックス)」に関するリセラー契約を5月1日に締結したと発表した。これに伴いNRIでは、基幹システムやSaaSなどとMendixを組み合わせた業務生産性向上の支援サービス「aslead(アスリード) for Business」を提供開始する。

 Mendixは、さまざまなシステムを迅速に開発できるローコード開発プラットフォーム。アプリケーションの構築からデプロイ、運用保守までをオールインワンで提供するほか、設計情報を登録することで、ソースコードを書くことなくシステムを開発できる「モデル駆動開発」を特長としているという。

 NRIでは今回、このMendixを利用して業務生産性の向上を図るaslead for Businessを提供する。同サービスでは、企業の基幹システムや、システム開発とオフィスの生産性向上を支援するNRIの「aslead」ソリューション、SaaSなどのクラウドサービスをMendixと連携させ、Mendixのスピード開発や変更容易性を活用することで、業務利用に適した統合プラットフォーム構築を支援する点が特徴。バックオフィス業務や非定型業務など、手間がかかっているにもかかわらずシステム化が難しかった領域の業務を、小さな単位でシステム化することで、デジタル化を迅速に実現できるとした。

 また、企業のデジタル化を推進するには、技術の導入だけではなく、その技術を使いこなす人材の育成が不可欠だが、NRIでは、大規模プロジェクトでの技術活用のノウハウを生かして、製品の組織的な活用を支援するとしている。