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マクニカ、シーメンスのローコード開発プラットフォーム「Mendix」および開発支援サービスを提供

 株式会社マクニカは21日、独Siemens(以下、シーメンス)のデジタルインダストリーズソフトウェア製品で、ローコード開発プラットフォームの「Mendix」について、リセラー契約を締結したと発表した。

 これにより、マクニカはシーメンスの戦略的パートナーとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す企業を対象に、同製品の国内における販売と、同製品をベースとした独自のサービス「DSF-ローコード開発支援サービス(Mendix)」の提供を開始する。

 Mendixは、従来型のプログラミング言語の代わりに、GUIと設定を通じてソフトウェアを開発できるテクノロジーに加えて、検討から開発までの社内コミュニケーションツール、開発以降の運用環境までを含んだプラットフォーム。

 Mendixの活用により、プログラミングスキルのないユーザーの開発への参加や、ITエンジニアの開発コストの削減および開発時間の短縮化、運用保守のコストの削減が期待でき、これにより「2025年の崖」を視野に入れた事業変革への適応力を獲得し、DXへの取り組みを推進できるとしている。

 さらにマクニカでは、Mendixを活用した「DSF-ローコード開発支援サービス(Mendix)」も合わせて提供する。

 DSF-ローコード開発支援サービス(Mendix)は、Mendixのプラットフォームを活用したサービスとして、初心者向け技術研修の提供(中級者以上にはレベルに応じたより高度な技術研修の提供)や、スクラム開発の体験トレーニングを通じた実践的DX人材の早期育成、実案件における自社メンバーとベンダーの混合チームによるスクラム開発を通じた、自社DX人材の即戦力化を支援。顧客自身が社内にDXの開発体制や人材を育成し、ビジネスの環境変化に対応できる組織を作ることを目指す。

 これにより、紙とExcelを使った煩雑かつ非生産的業務の減少や、製造実行と構内物流のシームレスな連携による製造現場のデジタル化推進、製品開発とアフターサービスのコラボレーションにより市場のニーズをいち早く製品に反映することや、ベンダー依存型にならず、AI/IoTなどの先端技術を使った自社内でPoC推進をするといった、課題に取り組むことを可能にする。

 マクニカでは、サービスの導入支援を通じて、製造業に加え、さまざまな業種のDX推進に向け、DX人材の育成、業務効率化の加速を支援するとしている。