NTTデータエンジニアリングシステムズ、TECHNIAのPLM製品・サービスを販売

　株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ（以下、NDES）は15日、ヨーロッパを拠点にPLM（Product Lifecycle Management）関連サービスを展開するスウェーデンのTECHNIAと戦略的パートナーシップ契約を締結すると発表した。

　NDESは、2002年にダッソー・システムズ株式会社とパートナー契約を締結し、製造業の顧客向けに、製品における“企画・設計・開発・生産・保守”までの情報を一元管理するPLMの提供を進めてきた。しかし、昨今の環境問題、自動化の遅れ、技術継承問題、海外における技術力の向上による日本の製造業の危機など、顧客の課題は山積しており、その課題に対するニーズも時代と共に変化しているとして、こうした課題に対し、より迅速に対応していくことが不可欠だと考え、TECHNIAとの戦略的パートナーシップ契約の締結に至ったとしている。

　今回の戦略的パートナーシップにより、NDESではTECHNIAのPLM専門知識と包括的な製品および、それに付随したサービスとサポートを日本の製造業の顧客へ継続的に提供することで、製品のライフサイクル全体における昨今の課題やニーズに対応することが可能になるとしている。

TECHNIAソフトウエアマップ

　TECHNIAソフトウェアのラインアップと価格（税別）は、国際標準に適合する車両設計コンプライアンスとアーキテクチャの検証ソフトウェア「CAVA」（47万3000円から）、CATIA V5、SMG、JTデータにおけるモデル修正を視覚的に比較する「xCompare」（129万8000円から）、3DEXPERIENCEプラットフォーム用アプリ内ユーザーガイドの「Light My Way」（8400円から）など。

　NDESでは、TECHNIAソフトウェアの販売・サポートを開始し、その後、TECHNIAのPLM専門知識を用いたサービスやコンサルティングへと範囲を広げ、提案を行っていく予定としている。