ニュース

NEC、マルチクラウド環境のデータ配置最適化を実現するサービス「NEC Cloud Storage」を提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は12日、パブリッククラウドと連携して、データ配置の最適化を実現するクラウドサービス「NEC Cloud Storage」を提供開始した。

 NEC Cloud Storageは、NECのデータセンター「NEC印西データセンター」を拠点として、ストレージを主軸とするクラウドサービス。NEC印西データセンターは、主要なパブリッククラウドに簡単に接続でき、複数の接続方式に対応しているため、データレイクやバックアップデータの保存など、さまざまな用途で利用できる。クラウド接続サービス「NEC DXネットワークサービス」との連携により、パブリッククラウドに低レイテンシーで接続できる。

 クラウドストレージからデータを取り出す際のアウトバウンドについての課金がないため、TCO削減に貢献するだけでなく、データのサイロ化やクラウドサービスへのロックインの懸念を回避すできる。また、使用分のリソース量を事前に申請するため、想定外の費用が発生することがなく、計画的な予算管理が可能となる。

 また、日本国内の利用者に提供するサービスとなり、保管されたデータは日本国内で管理するため、外国の法令によるデータ開示要求の影響を受けにくいデータ保管を実現できる。

 NECでは今後、データ保全や利便性の強化を継続的に行い、顧客の事業に貢献していくとしている。