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グレープシティ、帳票開発用JavaScriptライブラリ「ActiveReportsJS V4J」を提供 Next.js、Nuxt.jsの両フレームワークに対応

 グレープシティ株式会社は10日、Webシステムに帳票機能を組み込むための帳票開発用JavaScriptライブラリ「ActiveReportsJS」の新版「同 V4J」を、5月17日にリリースすると発表した。

 ActiveReportsJSは、見積書や納品書などの帳票開発に必要な機能を搭載した、開発者向けのJavaScriptライブラリ。帳票エンジンはクライアントサイド(ブラウザ上)で動作するため、サーバーサイドの技術に依存せず、Windows、Linux、iOSのいずれの環境でも利用できるという。また、帳票文化が根強い日本で求められる、行間・文字ピッチの指定、均等割り付け、縦書き、禁則処理、長体での表示といった細かな調整も可能とした。

 今回の新版では、2つのレンダリングフレームワーク「Next.js」「Nuxt.js」に対するサポートが追加された。このフレームワーク対応により、Webシステムのパフォーマンスの向上、開発者の学習コストや開発コストの削減に寄与するという。なお、フロントエンドフレームワーク「Svelte」と、「Angular 16」も新たにサポートされている。

 また、ページの用紙サイズなどの制約を意識することなくレイアウトできるレポート形式「RDLレポート」において、複数のレイアウト構成が可能となる「マルチレイアウト」機能が追加された。集計表・一覧表のような、サイズやレイアウトが異なる構成の帳票を、1つのレポートファイルとして作成可能になる。

マルチレイアウト機能

 さらに、Listコントロールに「レイアウト方向」プロパティが追加され、帳票のレイアウト方向を「行」または「列」へ変更できるようにした。このほか、払込取扱票や納品書、給与明細書など、利用頻度の高い10種の帳票サンプルをオンラインデモに追加している。

Listコントロールに「レイアウト方向」プロパティを追加

 ActiveReportsJSのライセンスは1年定額制のサブスクリプション方式で提供され、初回費用は、1開発ライセンスが16万5000円(税込)、1配布ライセンス(1ドメイン)が66万円(税込)となる。