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グレープシティ、帳票開発用JavaScriptライブラリの新版「ActiveReportsJS V3.1J」をリリース

 グレープシティ株式会社は9日、Webシステムに帳票機能を組み込むための帳票開発用JavaScriptライブラリの新バージョン「ActiveReportsJS V3.1J」を、8月31日にリリースすると発表した。

 新バージョンでは、JavaScriptで並列処理を行う仕組みである「Web Worker」を使用し、レポートの生成処理をバックグラウンドで実行できるようになった。従来のバージョンでは、ビューワコンポーネントで数万件の大量のデータを処理する際に、読み込みのインジケーターがストップしたり、ブラウザーがフリーズしてしまう場合があったが、この機能によりUIがフリーズすることなくスムーズにデータを読み込めるようになり、ビューワを快適に操作できる。

 また、クロス集計表を作成できるTablixコントロールにおいて、複数ページにまたがって出力する際の改ページ方向の変更が可能になった。用途に合わせて、「左から右」または「上から下」のいずれかを選択できる。

 このほか、チャートのさまざまな要素のカスタマイズ性を強化し、チャートの軸ラベルの縦書き表示や、マーカーのサイズや凡例の色・項目名の任意設定、折れ線グラフのX軸とY軸を入れ替える機能などを追加した。加えて、チャート内に平均値や中央値、特定の値を示す参照線(リファレンスライン)や参照帯(リファレンスバンド)、データの変動を示す傾向線(トレンドライン)の表示もサポートし、柔軟なカスタマイズ性と豊かな表現力を備えた帳票作成を可能にする。

 ActiveReportsJS V3.1Jは、1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、初回費用は1開発ライセンスが16万5000円(税込)、1配布ライセンス(1ドメイン)が66万円(税込)。開発ライセンス・配布ライセンスの2年目以降のリニューアル(更新)価格は、開発・配布ライセンスとも16万5000円(税込)。