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デジタルアーツ、OWAに対応したポップアップ型メール誤送信対策製品を7月より提供

脱PPAPを支援する機能も搭載

 デジタルアーツ株式会社は、Web版Outlookである「Outlook on the web(OWA)」に対応したポップアップ型メール誤送信対策製品「m-FILTER MailAdviser OWA」を、7月4日に提供開始すると発表した。価格は、1ライセンスあたり月額300円(税別)。

 デジタルアーツでは、クライアント型Outlookと連携できるポップアップ型メール誤送信対策製品として、「m-FILTER MailAdviser」を提供している。しかし近年では、Webブラウザ上でメール機能を利用できるOWAの利用が増えていることから、OWA環境でもm-FILTER MailAdviserを利用したいというニーズも増加しており、今回はそうした声に応える形で、m-FILTER MailAdviser OWAを製品化した。

 m-FILTER MailAdviser OWAを導入すると、メールを送信する際に自動でポップアップ画面が起動して、宛先や本文、添付ファイルなど、送信しようとしているメールの内容が表示され、間違いがないかのチェック作業をメール送信者自身に促し、チェックが完了して初めて送信できるようになる。こうしてメール送信前に「うっかり誤送信」リスクの気付きを与えることで、誤送信防止の意識向上にも役立つとした。

 さらにPPAP対策として、添付ファイルを暗号化し、デジタルアーツが提供するオンラインストレージにファイルを自動アップロードする仕組みも搭載している。受信者は、ダウンロード用のURLからファイルをダウンロード可能だ。

 なお送信者は、ポップアップ画面やOWAのメール送信済み画面から閲覧者の指定指定を行え、万一ファイルを誤送信してしまった場合でも、後から閲覧する権限をはく奪し、閲覧禁止にできる。

 このほか、OWAのメール送信済み画面から、宛先ごとにファイルの既読・未読を確認する機能を備えた。ファイル閲覧を許可していない人がファイルを閲覧しようとしている場合は、不許可アクセスとして赤く表示され、一目で確認可能。また、全ファイルを閲覧禁止にするボタンをクリックすれば、ファイルを送った後でも一括でファイルを閲覧禁止にできるとのこと。