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復号用パスワードの使い回しを防止――、デジタルアーツがクライアント型メールセキュリティ製品を強化

 デジタルアーツ株式会社は、法人向けクライアント型メールセキュリティ製品「m-FILTER MailAdviser」において、誤送信防止機能のセキュリティ面などを強化した新版「同 Ver.3.4」を、6月27日より提供開始する。

 m-FILTER MailAdviserは、企業や官公庁・自治体向けに提供されているクライアント型メール誤送信防止ソフトウェア。送信者が自ら、メール送信時に誤送信チェックを行えるため、従業員の誤送信防止意識の向上に役立つという。

 今回の新版では、誤送信防止機能のセキュリティ面の強化と利便性向上を行った。

 セキュリティ面の強化では、Outlook環境で可能な添付ファイルの自動暗号化機能において、ZIPパスワードを手動設定する機能に加え、暗号化ZIPファイルにランダムなパスワードを自動的に付与する機能を提供する。メールごとに異なるパスワードが自動生成されるので、該当メールのパスワード通知を受け取った相手しか添付ファイルの復号を行えず、パスワードの使い回しによる情報漏えいを防止できるとした。

 一方の利便性向上では、メーラーの送信ボタンクリック後に表示されるポップアップ画面の宛先確認箇所で、送信先の名前・所属といったニックネーム、メールアドレスを省略表示できるモートが追加された。省略モード選択時でも、ツールチップを使えば、省略表示された箇所を全文確認できる。