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デジタルアーツ、より柔軟な誤送信防止に対応した「m-FILTER MailAdviser 3.3」

 デジタルアーツ株式会社は、クライアント型メールセキュリティ製品「m-FILTER MailAdviser」の新版「同 Ver.3.3」を3月中旬より提供開始する。誤送信防止や添付ファイル暗号化機能を強化したという。

 m-FILTER MailAdviserは、メール送信者にその場で“気付き”を与えることで誤送信を防止するクライアントソフト。メール送信者が送信ボタンを押した直後にポップアップ画面を起動させ、宛先や本文、添付ファイルの内容などに間違いがないかを送信者自身にチェックさせ、確認完了後に送信する仕組みを提供する。

 従来は、事前に「検知ルール」として登録されたキーワードが含まれていた場合にポップアップを出していたが、今回の強化により、キーワードが含まれていない場合も、ポップアップ画面上で確認が可能になった。

 なお、検知ルールで登録されたキーワードが該当する場合、事前に設定した「警告」・「送信禁止」のメッセージがポップアップ画面上に表示され、「送信禁止」に該当するメールは社内外に送信できなくなる。加えて、ポップアップ画面上で検知ルールが確認できるようになるため、メール件名・本文はもとより、誤って違うファイルを添付してしまうリスクも軽減されるとした。

 また、Outlook向けに提供されている添付ファイルの暗号化機能では、従来の添付ファイルZIP暗号化機能で暗号化を行う際、AES 256ビットでの暗号化に対応する。利用者または管理者側の設定で、送信メールごと、または部署ごとにAES-256方式を選択できることから、柔軟な利用が可能とのこと。

 あわせて、従来は32ビット版のみの対応だったOutlookが、64ビット版にも対応している。