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NEC、児童生徒の端末利用を可視化する「学びの様子見える化サービス」を強化

端末の深夜利用、体調・気分の変化の兆しなど教員へ通知

 日本電気株式会社(以下、NEC)は9日、GIGAスクール構想に基づく、1人1台端末の利用状況を可視化する「学びの様子見える化サービス」の新版を、5月16日より提供開始すると発表した。児童生徒による端末の深夜利用や、体調・気分の変化の兆しを教員へ通知する機能を強化している。

 「学びの様子見える化サービス」は、端末の利用時間やWebサイトの利用履歴などのデータ収集、アンケート機能などによって、児童生徒の学びの様子を可視化するサービスで、NECの学習ポータル「Open Platform for Education」およびChromebook端末と連携して利用する。

 今回は同サービスを強化し、多忙な教員が児童生徒の情報を効率よく確認したいという要望に応えて開発された「おしらせ機能」を搭載した。同機能では、児童生徒が端末を持ち帰って学習した時間帯、アンケートにおいて特徴的な回答が連続した回数などにしきい値を設定し、これらに合致する場合や、アンケートの回答にメッセージが付加された際に、教員向け管理画面の起動時に「おしらせ」を通知する。

 これにより、例えば、夜遅くまで端末を利用している児童生徒に対して頑張りすぎないように声がけを行ったり、児童生徒が不安を抱えているといった日常の気分の変化を察知して迅速に対処したりすることができる。

 「学びの様子見える化サービス」のライセンスは1~5年の年契約となり、価格はオープン。

 なおNECでは、5月10日~12日に東京ビッグサイトにて開催される「第14回 EDIX(教育総合展)東京」に出展し、同サービスに関する展示およびセミナーを実施するとしている。